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ミステール EDP
- (ミステール EDP)
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1987年にコスメ会社「ウェラ」が買収して、以降香水ブランドと間違えられるほどフレグランス・ラインの知名度が上がった「ROCHAS」。元々戦前から活躍している老舗のクチュール・メゾンで、当時としては画期的な素材やデザインのウェアを次々と発表しておりました。一時期下降線を辿っておりましたが、2002年から就任した天才肌のデザイナー、オリヴィエ・ティスケンスの手で、華麗なる復活を遂げております。こちらは1978年に発売されたレディス香水です。
大人の情感が漂う、クラシカルなフローラル・オリエンタルの香調に仕上がっており、フォーマルな装いに合わせることでグッと深いフェミニティーを立ち表させるような、クラス感のあるアイテムと言えるでしょう。ベルガモットなどの柑橘が、たおやかなサワー・スウィートを香り立たせるトップから、ジャスミン、チュベローズ、ナルシスなどが、リッチでゴージャスなフローラル・ブーケを匂い咲かせるミドルへ。ラストはシダー、チャイニーズ・モス、パチョリなどが、しなやかでミステリアスなラグジュアリー・スゥイートを漂わせ、艶やかな大人の色香をマイルドにアピールしてくれそうです。
調香は同じくロシャスの「オー・デ・ロシャス・オム」、「マカサール」、「ビザーンス」などを手掛け、当時専属的なパフューマーだった、ニコラス・マモーナス。オーソドックスでクラシカルなフロリエンタル系ですが、ラストは甘みが抑えられておりますから、嫌味がなく、比較的使いやすい香りだと思います。いずれにせよ、秋冬のイブニング以降の、ドレッシーなウェアにマッチするような一品でしょう。大人の女性であれば、一つストックしておくとスタイルに幅が出ると思います。昔のロシャス香水は、セルジュ・マンソーのデザインしたものが多く、本作もその一つです。目を惹く大き目のキャップは、何となく昔の日本女性の髪形を思わせます。
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