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ナルシス ノアール P
- (ナルシス ノアール P)
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オリエンタル系の最高峰。キャロン創始者にして名調香師であったエルネスト・ダルトロフの代表作の一つにして、キャロンの名を一躍世界に広めた記念碑的作品です。1911年発売。51年に日本で公開された同名(ブラック・ナルシス)映画のヒットが起因となり、日本でも瞬く間に広がっていきました。日本ではそれまで西洋の香りといえばソーピーなものが主流でしたが、この香水の登場によって、日本人は初めて新たな異国の香りを体験したといわれています。和服が非常によく似合う控えめな香調で、これもまた日本人に好まれた一因です。
ナルシス・ノワールとは「黒い水仙」という意味。ただし実際に黒い水仙は存在しません(最も、品種改良の進んだ今はどうか分かりませんが)トップはオレンジフラワー、ベルガモット、レモン、プチグレインなどの柑橘が軽く香り、ミドルでローズ、ジャスミン、黄水仙などのフローラル・ブーケが穏やかに香ります。ラストはムスク、シベット、サンダルウッドなどが情感豊かな甘さを広げます。俯き加減で薄く微笑、髪をかき上げる仕草が艶やかな女性といったところでしょうか。まさに淑女の香りです。黒い水仙。なんでしょうかね、銀河鉄道999のメーテルみたいな感じでしょうかね。男性の持つ限りなく理想化された女性像を演出したい時に。
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